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Omni Records - No.10

red friend

アーティスト : Only If You Call Me Jonathan

タイトル : Red Friend


記念すべき10枚目はサイトのアドレスにもなっているバンドから(O.I.Y.C.M.Jは頭文字を取ったもの)。スウェーデン出身のポストエモコアバンド。Day Afterからのリリース。


今まで生きて来た中でも1,2を争う程好きなバンド。鋭角で抉り取られるようなサウンドと何処か不協和音を抱えたメロディー。暗くジメジメしているけれども、何故か居心地が良くて深みにはまってしまうような懐かしさを秘めている。

かと言って所謂UK的なサウンドとは違って、雨が似合うとか冬の情景だとかそういう単純な物じゃなく、もっと深い人間の感情とか、暗くて何処までも落ちていくような感覚を匂わせる。90年代初期のStill LifeとかRites Of Springなんかと同じ匂いだ。感情的で直線的。エモという言葉が一人歩きしてる今だからこそ沢山の人に聴いて欲しい。


Like/ The Spirit That Guides Us,No Knife,Rites Of Spring,

記憶の果て/浦賀和宏

読んでる途中から「森博嗣くせー」って思ってたら、森博嗣が絶賛してる事を知って笑った。


浦賀氏は生粋のオナニストなんだと思う。彼ですら、この小説の真理は分かってないはずだから。ストーリーにしても、如何せん世界の意味とか精神の存在を提示するには下世話すぎると感じた。テーマが深く哲学的で壮大な物に対して、肉付けであるバックグラウンドが閉鎖的で、酷く密接なのだ。その割、物語が終わりに近づくと「意識のみの存在」である彼女は普遍的で現実に広がる世界とネットワークを介して=の関係で結ばれてしまう。一方、安藤は彼だけの世界を作り出して、そこに彼女を見出して=で結んでしまう。


酷く不愉快な話だと思った。もっと読みたいとも思った。金田は本気でムカつくし、所々浦賀和宏19歳の自尊心が見え隠れするけれど、作品としてよく終わらせたな、と感心してしまった。理解する事は出来ないけれど、この作品を組み伏せてみたい。

Omni Records - No.9

アーティスト: GRAPEVINE, 田中和将, 根岸孝旨
タイトル: Here

コマーシャルな音とマニアックな音を併せ持つ希有なロックバンド、Grapevine通算3枚目のアルバム。


小学生には「スロウ」の音も「Reverb」の音も衝撃で、その時初めて音楽に目覚めたんだと今思う。Grapevineの音楽には一本芯が通っている。音が太いのではなく、Grapevineそのものが太いバンドだと感じた。
最初の頃は「スロウ」や「羽根」なんかのシングル曲が好きで、馬鹿みたいに聴きまくってました。その後「ふれていたい」をラジオで聴いた時、自分の焦点が「Grapevineの曲」から「Grapevine」に移り変わって、晴れてこのアルバム「Here」を購入。早速家に帰って流しました。


結果、初っ端から「想うということ」で泣く大失態。ホント創作物で感動したのはコレが初めてで、当時死ぬほどビックリしたのを覚えてます。それほどまでにこの曲は素晴らしかった。最初は歌詞の意味なんか関係なく音が切なくて泣いて、その後「Just Turn Around」の意味を調べて泣いて、もうボロボロです。その勢いのままあっという間に全曲聴き終えて、音楽の凄さを実感しました。


内容に全く触れてないんですけど、結局今それなりの量の音楽を聴いてても、やっぱり凄いなと思える、そんなアルバムなんです。日本語の美しさ、日本人にしか出せない音。掛け値無しに名盤。今は脱退してしまったリーダーのベースが冴え渡っております。


Just turn around 振返ればいつも誰かが笑いかけていて
君が何かを想って 痛むなら いつになく 優しく振舞えそうです
明日には ええ明日には会えそう

「想うということ」より

Omni Records - No.8

アーティスト: The Dillinger Escape Plan
タイトル: Irony Is a Dead Scene

ニュージャージー出身のカオティック変態コアバンドDillinger Escape Planがex.Faith No Moreの変態界の巨星であるパットン大先生をゲストに迎えて作られたEP。何故かEpitaphからリリース。


いやー笑った。パットン大先生大活躍。まず遠慮ってものを知らない。他のバンドにゲストで招かれて作品ぶっ壊しに掛かってるからね。「チンガ!」ってなんだよホント。


という訳で説明し辛いのですが、ヤバイです。半端じゃないドラミング。正常な人間が作ったとは思えない曲構成。プログレ、ジャズ、ヘヴィネスなどあらゆる要素を吸収してごった煮した結果がこれ。曲のタイトルも内容も終わってる。普段J-popを聴いてる友達にこれ聴かせたら一生無視される事確実。とにかく凡人を突き放した内容で、まかり間違ってハマり始めてしまったらご愁傷様です。

しゅくもんぐ

縮毛かけました。前髪だけ。とりあえずちょう髪なびいて笑う。

なにげに前髪メッシュを入れてたのですが、今までの髪だとブロックみたいになってキモかったので、縮毛して本来の姿に戻ってよかったです。さっきみたら余計キモかった。メッシュ危険。キモオタが手を出す範囲を超えている。明日から任意同行の嵐だと予想しております。